兵庫県立大学応用化学科の遊佐博士に招待していただいた。我々は既に長い間共同研究を行っている。この共同研究をさらに発展することが来日の目的である。
研究成果
期間中に次の実験を行った。
1. 我々は4種類の界面活性剤を新規に合成した。それらの臨界ミセル濃度を導電率を用いた方法で決定した。これらの界面活性剤の表面張力をパースで調べる予定である。2018年の年末には2報の原著論文を発表する予定である。
2. アルキルトリメチルアンモニウムブロマイド回目活性剤のミセル及び臨界ミセル濃度について調べた。これらの界面活性剤はアルキル基の鎖長が異なる。結果はこれまでに報告されていない面白いものである。これらの結果について今後、シュミレーションを用いて解析する予定である。
今後得られる成果は、論文としてジャーナルに投稿する予定である。
教育について
2017年12月26日(火):兵庫県立大学理学部播磨キャンパスにて「水がどのように油に浮くか?」という講義を行った。
2018年1月5日(金):兵庫県立大学工学部姫路工学キャンパスにて「界面への界面活性剤の動的な吸着」というタイトルで講演会を行った。
2018年1月15日(月):「化学工学における界面とコロイド化学」というタイトルで講義を行った。
まとめ
短期滞在の間に研究と教育を行った。このようなことは大学関係者のサポート無くしては行えないことです。今回得られた結果は今後、さらなる共同研究の発展に繋がると期待されます。このような機会を与えていただいたHORNに感謝いたします。