HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2017年度『派遣』

  • 氏名:M.I. [ 日本 ]

  • 受入期間:2017年08月14日 ~ 2018年06月21日
  • 受入大学:誠信女子大学校
  • 在籍大学:甲南女子大学


留学のきっかけ、目的

 私は父が日本人、母が韓国人です。また、小学校から高校まで韓国の民族学校に通っていたため韓国語だけでなく韓国の歴史や韓国の伝統舞踊を学んでいました。
そのため、私は韓国の文化や、考え方についてよく知っていると思っていました。しかし、大学生になって韓国の歌や文化が好きな子と話していると韓国の文化や礼儀、韓国で流行していることについてよく知っていて、私は韓国についてわかっていなかったんだと気づくようになりました。韓国に10か月という長期間滞在したことがなかったのでお母さんの祖国である韓国で生活しながら韓国についてよく知りたいと思い韓国のへの留学を決意しました。
 留学中は語学向上はもちろんですが、現地の韓国人の友達だけでなく他の国から来ている留学生と友達になったり、ニュースや新聞にも積極的に見たりして韓国から見た日本や世界を見ることで一つの考え方に捕らわれない広い視野と柔軟な考え方を学びたいと思っています。また、現地で生活していく上で韓国の文化や礼儀、価値観を知りたいです。更に、韓国でできた友達に日本の文化や美しさについて知ってもらえたらいいなと思っています。

留学中の体験

 韓国に来て会話や聞き取りは留学に来る前よりはるかに上達したと思います。しかし、来てから三か月ほどは現地の人と韓国語を話そうとすると可笑しいとか下手だと思われたらどうしようという思いから思うように話せなかった事が後悔することの1つです。今では友達もたくさんでき授業終わりにご飯に行ったり、休日にはご飯を作ってもらったりして現在の状態を留学が終わるまで持続できたらいいなと思います。
 韓国に来て一番感じたことは韓国が就職難ということもありますが、とても勉強熱心で授業中の質問に対し多くの人が自分の意見を言えているところが日本と全く違う点だと思いました。また、韓国では私たちという意味のウリという言葉を非常の多く使います。韓国という国に関してもウリナラ(私たちの国)というように国に対しても韓国国民という意識が高いと思いました。そのため、若者も政治や社会問題についてよく考えており、自分の意見を持っている人が沢山いました。一方で私は日本で政治について深く考えたことが無かったので日本の事を聞かれたとき答えられませんでした。すると、日本人ではないのではないかとか、韓国人の私たちの方が日本の事をよく知っているのではと言われ日本人として日本の事をもっと深く考えなければならないと危機感を感じるようになりました。
 日本のニュースなどをしっかりと読み韓国人と楽しい話だけではなく政治やく国についての深い話が出来るようになりたいです。

留学の成果、将来の目標

留学に行って最初の一か月は韓国語を話すのも緊張していたのですが、韓国人と韓国語を話しているうちに上達しスラスラと話せるようになりました。バスなどのアナウンスも聞き取るので精一杯だったのが友達と話しているときや、人が話しているのを盗み聞きしながらも聞き取れるようになりました。
 留学で様々な国の人々と関わりながらその人がどの国の人なのかを考えるのではなく、その人自身をみて関わっていかなければならないと思いました。
 将来はまだ何をしたいかははっきりとはわかりませんが、韓国と日本の架け橋tなれるように韓国に関われるような仕事につきたいと思います。また、留学が終わってからも日本にある韓国語塾の講師のアルバイトに応募したり、韓国の友達と電話をしたりと韓国と関われるように努力しています。