1) どうして交換留学をしようと決めたのですか。
私は交換留学を通じて、多様な文化の中で柔軟に適応する力や、異なる価値観を持つ人々との円滑なコミュニケーション能力を身につけたいと考えました。特に、グローバル化が急速に進む現代においては、国境を越えて協力し合う力が求められていると感じています。
私は美術大学でデザインや表現について学んでいますが、技術の進化によって変化する芸術の在り方や、文化的背景によって異なる表現の意味について強い関心を持っています。高校時代から「未来でも消えない芸術とは何か」を考え、デジタルアートや広告、メディアなどの表現分野に惹かれてきました。
特に日本の文化は、伝統と現代性が共存し、独自の表現が多く存在する点に魅力を感じています。私はそのような日本の文化や社会について、現地で直接学び、感じ、表現の幅を広げたいと思うようになりました。交換留学は、そのための最も実践的な学びの場だと考えています。
また、現在の私の日本語能力では十分に深い理解や交流が難しい場面もあると感じており、この機会を通して語学力も飛躍的に伸ばしたいと思っています。将来的に国際的な場で活躍するためにも、今、自分の限界に挑戦し、成長する機会を得たいと考えています。
2) どうしてKGUで留学をしようと思ったのですか。
私が関西学院大学を留学先として選んだ理由は、国際的な視野と教育環境が非常に整っていると感じたからです。特に、KGUは「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という理念のもとに、多様な人材の育成を目指しており、国際交流や社会貢献にも積極的に取り組んでいる点に大きな魅力を感じました。
また、関西学院大学では広告、メディア、デザインなどの分野に関する多彩な授業やプロジェクトがあり、私の関心分野と深く重なっています。私は日本のインスタレーションアートや広告コピー、舞台演出などにも強い興味を持っており、そのような分野を現地で学ぶことで、自分の表現力をより高めることができると確信しています。
さらに、KGUのある西宮という地域は、文化的にも教育的にも非常に魅力的な場所であり、日本の生活や社会に深く関わることができると考えています。
私は「存在そのものが意味となる作品」を創りたいという夢を持っており、そのためには自国だけでなく、他国の文化や社会を理解することが必要不可欠です。KGUでの留学経験を通じて、その夢に一歩近づけると信じています。
3) 交換留学の経験が将来の目標にどのような影響を与えると思いますか。
私の将来の目標は、国際的な舞台で活躍できる広告人になることです。広告は単なる情報伝達の手段ではなく、社会に影響を与え、人々の心を動かす強力なメディアだと考えています。特に日本の広告は、独自の感性と美的感覚を持ち、多くの創造的な表現が生み出されています。
私は日本の広告業界に強い憧れを持っており、もし可能であれば日本国内での就職も視野に入れています。そのためには、日本語能力だけでなく、日本の働き方や価値観を理解し、自分の考えや表現を現地で発信できる力を身につける必要があると感じています。
この交換留学を通じて、日本での生活を体験し、現地の人々と積極的に交流することで、多様な価値観に触れ、より広い視野を持つことができると期待しています。
また、語学の壁を越えてコミュニケーションを取る経験は、今後国際的な場で働く際にも大きな強みになるはずです。この貴重な経験を通じて、将来、社会に貢献できる表現者として成長したいと考えています。