私が台湾に興味を持つようになったきっかけは、小学生の頃に母が中国語を学んでいたことでした。その影響で、家族旅行として三度台湾を訪れる機会がありました。初めての訪問ではただの旅行先の一つとして楽しんでいましたが、回数を重ねるごとに台湾の文化に惹かれていきました。
さらに、日本で偶然目にした台湾の伝統文化である「布袋劇」の番組が、私の興味を一層深めるきっかけになりました。伝統文化が現代にも適応するように進化し続けていることに感動を覚え、台湾文化をもっと知りたいという思いが強くなりました。同時に、私は文楽などの日本文化も何度か見に行っており、布袋劇と文楽という人形文化を比較するうち、次第に「日本と台湾の文化を互いに伝え合い、日台関係をさらに良くするような人材になりたい」と考えるようになりました。
その目標を達成するためには、実際に台湾で生活し、現地の文化や価値観を深く理解することが必要だと考えました。現在通っている大学の学部では留学が必須であり、迷わず台湾を選びました。特に、より台湾の文化が色濃く残る台中に在しているため、東海大学を留学先として選びました。