HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2024年度『受入』

  • 氏名:Y.H [ 中国 ]

  • 受入期間:2024年09月15日 ~ 2025年08月15日
  • 受入大学:関西国際大学
  • 在籍大学:内蒙古大学


留学のきっかけ、目的

留学の契機は私の日本語専攻への深い興味と情熱にあり、そして私の心の奥底にある子供の世界への無限の好奇心と愛にある。ちょうどこの時、学校は得難い交換留学の機会を提供して、これは間違いなく私のためにカスタマイズした貴重なプラットフォームで、私は言語学習の情熱と児童への深い配慮を融合させて、1段の意義の非凡な国際交流の旅を開くことができる。
目的:教育の真髄を求めて
日本で児童学を学ぶことを選んだ理由は以下の通りである。
専門知識の深化
日本は児童学分野において豊富な研究資源と深い学術的基盤を持っている。私はここで、児童心理学、教育学、社会学などの関連知識を体系的に学び、最新の研究成果と方法論を習得し、自らの学術キャリアの基盤を築きたいと考えている。
実践能力の向上
理論と実践を結びつけることは日本の教育の重要な特色である。私は現地調査や教育実習などの活動に参加し、学んだ知識を実践に応用することで、児童教育や心理相談などの分野における専門的な技能を向上させたいと考えている。
国際的な視野の拡大
今日のグローバル化の中で、異文化交流は非常に重要である。日本はアジア文化の代表として、その独特な文化背景と社会環境が私にとって貴重な学びの機会を提供している。私は日本での学びと生活を通じて、異なる文化における児童教育の観念や実践モデルを深く理解し、自らの国際的な視野を広げたいと考えている。
教育への貢献
最終的に、私は学んだことを社会に還元し、中国ひいては世界の児童教育に貢献したいと考えている。優れた教育者になるだけでなく、児童政策の研究や児童の権利保護などに従事し、子どもの健全な成長と全面的な発展を促進することに尽力したいと考えている。
要するに、日本で児童学を学ぶことは、私の人生における重要な選択である。私はこの機会と挑戦に満ちた土地で、絶えず探求し、学び、成長し、最終的には自分の夢と価値を実現したいと強く願っている。

留学中の体験

日本に来てから2ヶ月が経ちましたが、すっかり生活にも馴染んでいます。この2ヶ月間で、日本の歴史に触れ、文化を深く学び、世界各国から集まった友人たちと出会うことができました。日々の生活の中で、韓国人のルームメイトと親しくなり、近所の方々と一緒に掃除をしたり、一人で花火を観に行ったりするなど、素晴らしい経験を積むことができました。奨学金のおかげで、日本での生活を存分に楽しむことができ、とても感謝しています。全体的に、この2ヶ月間は留学生活として非常に充実しており、残りの時間も花火のように輝かしく素晴らしい日々を送れることを願っています。

留学の成果、将来の目標

私は中国から来た交換留学生で、関西国際大学の教育福祉学科で11ヶ月間学びました。まず初めに、ひょうご震災記念21世紀研究機構からいただいた貴重な奨学金に、心より感謝申し上げます。この支援のおかげで、安心して日本で学び、充実した留学生活を送ることができました。
この経験を通して、私は専門的な知識だけでなく、日本の社会や文化、自分自身についても多くのことを学びました。
学習面では、日本の教育制度や福祉政策について深く理解することができました。特に、子どもの権利、発達段階に応じた教育支援、特別支援教育、高齢者福祉など、幅広い分野を学ぶ中で、中国との制度の違いや、それぞれの社会背景、価値観についても考えるきっかけとなりました。
生活面では、日本の公共マナー、時間に対する意識、清潔な環境、地域社会とのつながりなどから多くのことを学びました。地域の清掃活動や消防署の見学、避難訓練などに参加し、地域福祉の重要性を肌で感じることができました。ごみの分別や近所づきあいなど、日常生活の中でもたくさんの学びがありました。
また、日本語の運用能力も大きく向上しました。授業では専門用語を学び、日常生活では会話、アルバイト、地域イベントなどを通して、実践的な表現力やコミュニケーション力を身につけました。最初は言葉の壁に戸惑うこともありましたが、先生方や友人、地域の方々の温かい支えにより、自信を持って話せるようになりました。
将来の目標は、教育や福祉の分野で中日両国の架け橋となるような仕事に携わることです。今回の留学を通して、多文化理解の大切さや、国際的な視野を持つことの必要性を実感しました。帰国後は、大学で学んだ知識をさらに深め、日本で得た経験を活かして、自国の教育と福祉に少しでも貢献できるよう努めたいと思っています。
さらに将来的には、中日間の子ども、高齢者、障がいのある方々の交流を支える国際福祉プロジェクトにも関わってみたいです。そのために、語学力を高め、両国の制度や文化の違いを理解し、両国の相互理解と協力に少しでも役立てるよう努力していきたいと思います。
最後に、ひょうご震災記念21世紀研究機構に心より感謝申し上げます。そして、関西国際大学の先生方、友人、地域の皆さまの温かいサポートにも深く感謝しています。この留学経験は、私の人生にとってかけがえのない宝物です。これからも学び続け、誰かの力になれるよう、日々努力していきます。