今回の来日の主な目的は、兵庫県立大学の遊佐研究室を訪問し、共同研究を具体化することでした。加えて、兵庫県立大学への学術的貢献も目的としており、兵庫県立大学の学部生、修士課程、博士課程の学生、職員に対して、英語でゲスト講義や研究発表を行いました。さらに、この訪問を通して、学生や職員、姫路イングリッシュ・スピーキング・ソサエティのメンバーとの社会的な友情と文化的なパートナーシップを育むことができました。また、福岡大学、京都大学、関西大学、東京大学との共同研究を開始するため、日本各地を訪問し、それぞれ三島憲治教授、狩野学教授、朝熊祐介教授、アジズ・ムハンマド准教授にお会いしました。
日本にいる間、私は日本の研究室やそのメンバーの働き方、学術的な学習・教育活動がどのように行われているかに触れました。特に、学生達が正しい道を歩み、良い研究成果を出せるようにするために、定期的な研究会議がどのように開催されるのかを学ぶことができました。さらに、日本のバスや鉄道は非常に効率的で清潔で時間通りに運行するので、九州、関西周辺、東京への移動は快適で思い出深いものとなりました。さらに重要なこととして、日本滞在の大半を過ごした姫路では、家族経営の民宿に滞在しましたが、日本の一般家庭で、ご家族と交流し、日本の文化や農業について学ぶ機会が得られました。
今回の訪問により、遊佐研究室と私の研究グループは、ポリマー解離のモデリングと臨界ポリマー特性の予測に関する研究提携を継続することになった。今後、モデリングに関する共同研究、共同論文執筆などのフォローアップが計画されている。共同研究の第一段階(2024-2025年)では、2-3本の国際的なジャーナルへの論文投稿が見込まれる。さらに、福岡大学、関西大学、京都大学、東京大学との研究提携が開始され、2025年以降に実りある成果が期待される。