何よりもまず、HUMAP奨学金奨学生に採用していただきましてとても感謝しています。
すべての始まりは...
教師になって一番良かったことは、また日本語を 使えることです!
私はハモンド・パーク・セカンダリー・カレッジで 7年から9年の日本語の先生です。この学校で教える前は、日本語を使う機会が全くなかったので、自分の日本語レベルが11年と12年を教えるレベルでないことは分かっています。しかし私は、生徒たちが12年 ATAR (大学入試)まで到達するのを見届けるつもりです。間違いなく、私が早く学び、上達する唯一の方法は、1年間の留学休暇を取って日本で勉強することだとわかっています。生徒の学業に支障をきたさないよう、私が日本で授業を受けられるのは1月から12月までです。甲南大学はオーストラリアの学年にぴったり合っています!
計画は...
私の目標は、これまでもこれからも、日本の伝統と文化の豊かさと奥深さをより深く理解することです。
今回の留学滞在では、墨絵を習うのが目標です。また、日本の武道の文化についても学びたいと思っています。また、映画制作サークルの学生と会い、高校生にふさわしい、多様性の尊重と異文化理解の重要性を表現する短い動画の教材や文化関連の寸劇を一緒に製作したいです。
再来年(2025)も生徒たちと学んだことを分かち合いたいと思っています。
私の高校からも、兵庫県の高校から姉妹校を探して、地域交換プログラムを立ち上げるよう要請がありました。今回の留学滞在後、姉妹校提携のためのワーキング・ペーパーを作成したいと思います。
日本での留学を終えた後、パースに帰り、教育省の中高等学校で働き続ける予定です。教師の仕事は、子供たちを育て、励まし、社会での生活に備えさせる事です。非常にやりがいがあります。
生活…交流…食事…勉強…
私は交換留学生として、今年の1月に神戸に来ました。甲南大学で日本語、日本文化、社会言語学、日本の祭りや食文化について学んでいます。日本の生活における食文化で日々新しい発見があり、刺激的で楽しくも、大変なこともありました。
甲南大学国際交流センターの紹介で阪神間に住むことになりました。このアレンジの一番良いところは、朝食と夕食が含まれていることです。キッチンにはシェフと4人のキッチン・スタッフが交替で働いています。寮生は和食か洋食を選ぶことができます。スタッフは私が留学生であることを知っていて、みんな熱心に日本語を教えてくれます。
わたしのチャレンジはここから始まります。スタッフが毎日具体的な料理名や調理法を説明されても、分からないことが多いです。例えば、料理名は聞いたことがない、調理法を理解できない、食材の名前に馴染みがないです。それに、食べ物に関する語彙の多くを知らないです(例: 蒲焼、秋刀魚、鯖味噌煮、油麩、竜田揚げ、海藻等)。
このような経験を繰り返し、自分の理解にギャップがあることに気づいたから、しばらく悩んでいました。そこで、いくつかの戦略を考えました。そのひとつは、食堂に行くときはいつもノートとペンを持っていきます。分からないところがあったら、スタッフにもう一度ゆっくり言ってもらいます。それでも、分からなければ、ノートに書いてもらいます。そして、自分の部屋に帰って、言葉の意味を調べて、覚えるようにします。
この経験から学んだことは、常に学習ツールを準備しておくことです。疑問があれば、遠慮なく質問することです。ミスをしてもいいんです。大切なのは、ミスから学ぶことです。今、同じ作戦で、食堂でニュースを聞きながら、語彙も学べます!
神戸での滞在は勉強も仕事も兼ねています。
高校生が日本を訪問することの重要性について、ワーキングペーパーを作成しているところです。教育目的の活動を見極めるだけでなく、楽しい活動も探しています。
今回の旅行で初めてプリクラを体験しましたが、これは間違いなく生徒のために企画するアクティビティです。
ガチャガチャも初めてやりました! 楽しかったし、ポチャッコのポーチも 貰いました。これもまた、生徒たちにぜひ体験して貰いたいことのひとつです。
これからも生徒たちのための活動を探していくつもりです。
姉妹校に至るまでの経緯
これが私のHUMAPでの3回目の記事で最後の記事です。最初の投稿で、兵庫で姉妹校を探す話をしました。私は歌舞伎などの伝統文化を体験し、しまなみ海道でのサイクリング体験など、様々な所に旅に出ました。共有したい素晴らしい体験がたくさんありますが、最後の記事では、兵庫県で姉妹校を探すプロセスについて紹介することが重要だと感じています。将来、兵庫県で姉妹校を探そうと考えている学校の参考になれば、嬉しいです。
今年の2月に、西オーストラリアの姉妹校を探すことになったのは、甲南大学で「Japanese History」を担当しているT先生に公財兵庫県国際交流協会の国際交流推進部長をご紹介いただいたのがきっかけでした。
推進部長のAさんは、私たちが日本の交換留学生のためにしてきたことに大変関心を示してくださり、公財兵庫県芸術文化協会の監事・顧問のBさんに、私が姉妹校を探していることを話してくれました。数日後、兵庫県芸術文化協会の監事・顧問のBさんからメールが届き、面談が用意されました。
このミーティングで監事・顧問のBさんは、オーストラリアの高校の方針と価値観とビジョンについて、私が教員として自分の高校についてどう感じているか、学生についてどう考えているか、どのような姉妹校を探しているかなどについて尋ねられました。質問の内容から、私の高校に最も適した兵庫県の高校を見つけようとしてくださいました。
3月になって、公財兵庫県芸術文化協会から兵庫県立国際高等学校と連絡が取れ、面談の準備が整ったというメールが届きました。
高校の校長先生と副校長先生との面談は1時間以上に及びました。校長先生は、5月の兵庫県の全高等学校(公立163校、私立52校)の校長が一同に集まる会議があり、その中で私の学校は兵庫県で姉妹校を見つけることについて関心があることを言及する予定であると述べました。そして、スポーツ、音楽、美術など、異なるプログラムを専門とする複数の学校と協力することはとても有効であると述べました。
校長は会議の中で、西オーストラリア州教育省が学生を海外に派遣するためには多くの条件を満たさなければならないことに触れ、以前海外から日本に訪問した別の高校の連絡先をいくつか教えてくれました。
さらに、4月下旬に、「Japanese Ritual Practices」を担当しているC先生に兵庫県立大学をご紹介いただき、グローバル・ビジネス・コースの方と留学生コーディネーター・チームの方に会いました。兵庫県立大学では、留学生に生活支援の奨学金を支給しています。この奨学金制度は2021年に開始され、大きな成功を収めています。選考方法と要件に目を通しましたが、実行可能だと思いました。応募資格として、12年間の学校教育を修了していること、グローバル・ビジネス・コースは英語が必須(ひっす)であることが書かれていました。
私たちの高校は、オーストラリアで初めてこの奨学金プログラムを導入する学校だと伺いましたが、私が校長に必要な情報を伝えましたので、校長はすべてのことを理解しています。
8 月に、県立篠山鳳鳴高等学校の校長が校長会を通じて、パースの高校のことを知り、その後、パースの高校の校長と教職員を訪問しました。その結果は非常に良好だったので、2025年には交流プログラムが始まる可能性があります。そして、私は交流プログラムが始まることを楽しみにしています。