私は将来、アメリカで観光業に就きたいという夢がある。具体的な職業が決まっているわけではないが、旅行の企画や広告など観光ビジネスに関わりたい。アメリカに来る日本人を含めた様々な国の人々の旅のサポートをしたい。この夢を叶えるために、アメリカの大学で英語力はもちろん、コミュニケーション学やビジネスを学ぶ必要がある。オーガスタナ大学はコミュニケーションの授業に力を入れており、多様な文化が入り混じった環境でのリーダーシップの取り方や広告戦略など私の将来の夢に直接関わる魅力的な授業が多い。また、アメリカで働くうえで、大学生のうちに一年間アメリカで生活することはとても良い経験になるとともに、観光業に必須のアメリカに関する知識も増えるだろう。
現在、日本の外国語大学で英語を専攻しているため、さらに英語力を伸ばし、ビジネスレベルに発展させることも大きな目的である。授業や寮生活でいろいろな人と英語で積極的にコミュニケーションをとり、語学力アップを目指していきたい。
以上が、私がアメリカに留学しようと思った理由であり、目的である。
現在、留学してから六か月が経った。授業はビジネスやコミュニケーション学を主に受講しており、リーディング課題やグループプレゼンテーションが日本の大学よりはるかに多いと感じる。その分、インプットとアウトプットの両方ができているとも思う。留学中の大きなチャレンジとしてはとくに模擬国連アメリカ大会とアメリカのメディアの企業での三ヶ月のインターンシップである。アメリカ人の中で模擬国連の会議やインターンシップに積極的に参加するのは精神的に簡単なことではなかったが、受け入れてくれる文化であるため、発言をしやすかった。改めて大きな挑戦をすることでアメリカ人の寛大さや違いを受け入れる文化を直接肌で感じることができ、さらにアメリカに対する愛が深まった。普段の学生生活でも様々な国籍の人と関わることができ、常に新しい知識や考え方を吸収できるとても新鮮な環境にいると感じる。
留学先では、日本の大学では学んでいなかった分野の学習ができ、視野が大きく広がった。現地では主にマーケティングや統計学などのビジネスの授業を受講していた。苦手意識があった数学やデータを扱う統計学の授業では、毎回のテストでクラス一位の成績を収めることができた。マーケティングの授業はユニークで、実際にある企業のマーケティング戦略を立案し、企業の人に発表するというものであった。そのため、マーケティングの知識だけでなく、それをどう現実に落とし込むのかという考え方も養われた。また、授業がきっかけで現地企業でのマーケティングのインターンシップに挑戦するなど新しい経験にも繋がった。
将来は、この経験を生かして日本と海外の架け橋になれる企業に就職し、将来は海外出張や駐在を通して海外で働きたい。その結果、日本そして日本の企業のプレゼンス向上に貢献したいと考える。