HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2017年度『受入』

  • 氏名:Z.R [ 中国 ]

  • 受入期間:2017年09月25日 ~ 2018年08月31日
  • 受入大学:神戸松蔭女子学院大学
  • 在籍大学:北京外国語大学


留学のきっかけ、目的

留学のきっかけ:
私が日本に留学したいと思ったのは、1年生の後期の聞き取りの成績があまり良くなかったことがきっかけです。私はもっと日本語が上手になりたかったので、担任の先生と成績が悪かった理由について相談しました。すると、先生は次のようにおっしゃいました。「聞き取りにとって、言葉のインプットが大切なのだ。もしよければ、交換留学をして、日本に身を置いてみたらどうだろう。周りの人は全部日本語を話しているから、このインプットができるよ。」この先生の言葉がきっかけで、日本に留学することを決心しました。

留学の目的:
私の留学には5つの目的があります。1つ目は、学校の授業を真剣に学び、積極的に周りの日本人と話し、日本語力を高めることです。2つ目は、アルバイトなどを通して、自分の目で日本の社会を見たり、耳聞いたりすることで、日本をより深く理解することです。3つ目は、神戸松蔭女子学院大学で、興味があるクラブに参加することを通じて、自分の生活を豊かにすることです。4つ目は、一人暮らしをすることによって、生活能力を鍛えることです。そして、5つ目は、日本への留学することで自分の進路をよく考えることです。この5つの目的を果たせるよう努力したいと思います。

留学中の体験

神戸松蔭女子学院大学に来てからもうすぐ半年になりますが、毎日充実しています。

大学では授業と部活をできるだけ両立できるような生活を送っています。日本語の文法や日本の教育、文化に関する授業、そして英語の授業を選択しました。先生方は大変親切に教えていただきました。学んだ知識をもとに、さらに図書館で本を読み大変勉強になりました。部活は、キリスト教センターのボランティア(カフェ)、放送部、筝曲部の三つのクラブに所属しました。カフェではお菓子を作り、コーヒーや紅茶と一緒に販売しました。放送部ではアナウンサーのように日本語をきちんと読む練習をしました。筝曲部では琴の音色を楽しみました。

大学以外でもいろいろと体験しました。一つ目は1人で生活していける能力を高めることができました。料理にもっと興味を持つようになり、寮での料理もだんだんと慣れてきました。二つ目は旅行を通して日本をさらに知ることができました。先日、高齢化問題を研究するために、島根県と長野県に行ってきました。1週間の間に日本の山村の生活状態についてさらに詳しく知ることができました。最後にコンビニでのあるバイトで会話力を高めることができ、日本のコンビニ経営というものについて理解することができるようになりました。

新学期がもうすぐはじまりますが、楽しみにしています。

留学の成果、将来の目標

あっという間に時が経ち、留学生活も終わりを迎えようとしている。以下に、この一年間の学習成果と将来のビジョンについて述べていきたい。
まず、この一年間を振り返ると、主に三つの成果が挙げられる。
一つ目は、日本の文化を肌で感じることができた。自分の目で見て、耳で聞くことで、日本はいったいどんな様子かについて認識を深めた。二つ目は、とくに話し言葉の能力を高めた。短時間で日本語を考え、正しく自分の意見をほかの人に伝えることもできるようになった。三つ目は、日本語を学んでいるうちに、自国(中国)の言語、文化についてほとんどわからないことに気がついた。そして小さい頃から、自分が中国の古典文化に関心をもっていることを思い出した。これから、中国語や中国文化についてもしっかり学ぶつもりだ。

次に将来のビジョンについてだが、中国語と中国文化をしっかり学び、日中文化の比較を専門とする大学の先生になりたい。それから、環境保護にも自分の力を入れたいので、将来時間の余裕があれば、それに関連する科目も学ぶ予定だ。
この一年間の学習成果を踏まえて、将来の夢に向かって進んでいきたいと思う。