HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2022年度『受入』

  • 氏名:Z. Y. [ 中国 ]

  • 受入期間:2022年10月01日 ~ 2023年08月10日
  • 受入大学:神戸大学
  • 在籍大学:北京外国語大学


留学のきっかけ、目的

以前は神戸大学が日本の「難関国立大学トップ10」にも選ばれ、日本の国立大学の高レベルの学術を代表しているということを聞いて、憧れていました。それに、色々調べた結果、神戸大学には日本の現代文学や中国文学の授業があり、大変興味を持ちました。そこで、日本の学生や教授と一緒に中国の文学作品を日本語に訳すことができそうです。北京でも中国文学や歴史の授業を受けましたが、神戸大学の授業では、中国の文学や歴史はどうのように紹介され、日本の学生にどのように考えられているのかぜひ知りたいです。前書いたように、翻訳に興味深いので、先生の指導の下で中国の文学作品を日本語に訳すことを試してみたいと思っています。その中、同じ作品に対しては日本と中国の学生の考え方の違いがのぞまれないのではないかと思って、それをもとに研究したいと考えています。一方、日本の近現代文学が好きで、特に村上春樹の作品が大好きです。中国の大学でも日本文学を読んだり勉強したりこともできますが、やはり日本の先生方はどのように教えているのか自分の目で見てみたいと思います。それから、普段の勉強では日本語の文法に力を入れていますが、色々わからなくて困っていたときもあって、面白くて興味を持っていたときもあるのです。そのため、文法問題に関係がある言語学なども勉強していきたいと思っております。最後に、日本のいろいろな文化にも興味を持っていました。茶道や、弓道、和服など日本の文化を体験して、それと中国文化の相違点と共通点を自分の目で見て、発見していきたいと思っております。

留学中の体験

この半年で、いろいろ経験して、勉強することができた。授業で日本人のクラスメートと交流しながら中国の小説を翻訳したり、日本語で中国の小説を勉強、コメントしたりして、自然で流暢な日本語を身につけることができ、自分の国の文学も勉強することもできて日本の先生たちやクラスメートたちが中国文学についての考え方や研究する方法も知られ、本当に特別ですばらしい経験だったと思う。それに、神戸大学で日本の漢文学という分野に初めて触れ、それ自体とこの分野を研究する科目も少し知って本を読んできた。漢文学とはいえ、他の視点から改めて観察することができ、こういう対象から離れた考え方が重要だと知っていた。日本文学についても、いろいろ本を読んでそれを分析する手順や方法が勉強になった。とくに近代文学について、すでに知っていた知識と全く違うとは言えないが、新しい知識がたくさんもらえた。日本という国に新しい感想ができて、自分の国への考えや反省もできた。
一方で、日本での生活と中国のはまったく違っていて、2ヶ月くらいを通じて慣れてきた。一人暮らしは寂しいかもしれないが、自分を見つけて自分と仲良くなること、やっていることのやりがいを考えることなどができた。はじめの時電車の方面とかわからなかったが、今は電車のことに詳しいとは言えないが、電車でいろんなところまでも至って、素晴らしい思い出を作った。留学生活は一年くらいしかないが、勇気を出してバレーの部活にも参加していた。厳しいはずだったのかなと思ったんだけど、みんなやさしくていろいろ教えてもらった。
後半年くらいしかないが、続けて生活も学習も旅行もちゃんと計画して、時間を無駄にしないように頑張っていきたいと思う。

留学の成果、将来の目標

この一年を通じて、文学部の授業のおかげで私はいろんな本や文章を読み、文化や文学についての知識を学び、理解を深めることができました。それに、電車を乗るなどパンパンな時間を利用して本を読む習慣を身につけました。授業では、日本文化や文学についてだけでなく、中国の音楽や伝統文学の勉強もできました。そこでは、翻訳や漢文学の授業など、いずれの授業でも日本人のみんなと交流し合うことができ、とても素晴らしい経験でした。日本人の学生の方が持っている中国文化のイメージをあらためて認識して、実際にそれについて話し合うこともでき、さらに理解を深めました。一年の留学生活を通じて、自分の目で見て、身をもって日本の文化を体験し、日本への理解もより深くなりました。
それから、ある中国人の先生の授業のおかげで、私は通訳を専攻として勉強しようと思ってきました。その授業で、先生は日本がわからないため、私は中国人の先生と日本人の学生の交流のかけ橋となってきました。日本人の学生が先生の言ったことがよくわからない時や、先生が学生の話した日本語がわからない時も、私が通訳しておりました。こうして両方の交流ができて、授業も成り立っていました。しだいに私は翻訳と通訳に興味と熱情を持ってきました。力を尽くし、ちゃんと両国の物語を伝えようと思い始めました。そのために、今は翻訳と通訳の能力を養い、努力を怠らず続けて頑張っていきたいと思います。