私は絵を描くのが趣味で、台湾にも、もちろん綺麗なイラストを描ける人もいますし、相応の環境は整っていますが、漫画に関してはそこまで発展しているわけではありません。なので私は日本に行き、海外の環境を体験したくなり、その気持ちが私の留学のきっかけとなりました。
なぜ関西地方に留学を決めたかというと、私はもともと関西の風景や食事、そして人との付き合い方が好きだからです。実際に日本に行ったことはないんですが、友達の関西人からいろんな話を聞いて、私はいつの間にか関西地方にすごく魅力を感じました。留学期間は当地の文化に触れ、いい体験ができるようにしたいです。
今回、神戸芸術工科大学に留学する機会を与えられたことは本当にとても嬉しく思います、私は約八年日本語を学び、その間ずっと日本へ留学しに行くのが夢でしたので、ぜひこのチャンスを掴んで、台湾では経験できないことや日本専有の技術を身につけ、この留学で得たものを糧にしていきたいと思います。
日本で授業を受けてから約四ヶ月、漫画についての知識や技術を色々と学べることができました。今まではあくまで独自で漫画について学んではいたが、やはり学校で学ぶと色々と違かった。台湾にいると知りえないことを知れて、留学をしてよかったと思うばかりです。
とある授業では学校外の即売会イベントを申し込んで、そこで自作の同人誌を頒布することを目的としていた。自分のオリジナルの本を作る機会があまりなく、その上に日本の同人誌を作る流れや仕方も知らなくて、台湾ではあまり体験できない授業の仕方でとても新鮮でした。
授業ももちろんだが、海外での一人暮らしも中々に大変だった。基本の掃除や食事は台湾でもやってはいたが、交通や支払い、言語のやりとりなどが今までと違い、最初は戸惑っていました。しかし先生たちは知らない問題についてすぐ教えてくれたし、とても親切にサポートしてくれて、一人暮らしもやっと慣れてきました。母国語じゃない環境に慣れることは中々に大変で、しかしその分大きな収穫でもあったと思いました。
神戸での半年間の留学、今までと違う環境の中、台湾では学べない漫画の知識や技術を身につける努力をした、すごく優秀になったとは言えないが、自分なりの成長と変化を感じていた。
日本の授業の仕方は意外と自由で、グループが協力するより各自で行う作業の方が多かった。私は一人でいる方が気が楽なので、台湾の授業はほとんど生徒のグループで進めているため、日本の授業のやり方がすごく楽しく、自分に合っていると感じた。
一番驚いてたのは、日本の生徒のほとんどがiPadを持っていたことです。台湾ではほぼノートパソコンと板タブレットで作業していて、iPadなんて二十人に一人くらいの数しかなかったです。しかし日本の生徒は皆自分のiPadを持参していて、すごく進んでるとも思いましたし、便利なので先生も授業しやすそうにしていたので、いつか台湾もこういう環境にできたら素敵だなと思いました。
今回の留学は色々大変なことありましたが、しかし日本の漫画文化に触れ、日本語も精進することができて、やはり留学をしてよかったと心から思いました。台湾は未だに漫画について盛っていない環境なのですが、いつか留学の経験を生かし、人々から認められる漫画を描けたら、すごく素晴らしいことだと思う。