大学で日本語を勉強していた二年間、私はいつも教科書や文学作品の中から日本を覗いて、知識を得ていました。しかし、一度も日本へ行ったことがないから、実際に日本の文化や社会を体験できませんでした。日本語専門の学生にとって、リアルな日本を知ることは極めて重要だと思います。だから、日本への交換留学の機会をとらえました。
この機会を大切にして、できる限り幅広い知識を⾝につけたいです。日本人や他の外国人と交流して、異文化コミュニケーションする能力を向上することもできると思います。また、自分の国を出て、新しいものを挑戦するのも人生の貴重な経験だと思われます。より広い世界へ行って、物事への考え方も変わるかもしれません。これは私の将来の仕事や生活に大いに役立ちます。
留学することによって、自分の能力を磨きます。そして、中⽇両国友好のための架け橋になって、社会に貢献できる⼈間になることを⽬指しています。
留学生活が始まってから知らず知らずのうちに八か月が経ちました。この間に、以前と全く違った生活をして、とても貴重な経験を得ました。
学校の先生方とクラスメイトのおかげで、学習活動がうまく行きました。日本語学や文学の授業をたくさん取って、日本の言葉と文化の理解を深めました。今年、自分の興味のあるドイツ語の授業も受けています。神戸女学院大学で幅広い課程が選べるのは幸せだと思います。
授業以外にも、たくさんの活動をしました。宝塚市のスピーチ大会を参加して、協会の人たちや他の外国人たちと交流したり、青春18きっぷを使って、一人で日本の各地で旅行して、知らない人たちに出会ったりしました。寮で料理を作り始めて、自分の満足できる料理が手軽に作れるようにもなりました。
日本で留学することによって、日本語能力が高められるだけでなく、自分の興味があるものを探したり、違った思想を持っている人たちと交流したりすることで、将来の道を模索することもできます。これは本当に人生の貴重な経験だと思います。
帰国してからもうすぐ一か月になります。中国ではもう新学期が始まって、私は卒業論文を書き始めました。日本での経験のおかげで、おもしろいテーマを見つけることができました。
女学院の授業で日本語が高められて、私は日本人と話す時に言いたいことが言えるようになりました。そして、日本人からその物事に対する真面目な態度に感動して、自分の考え方も少し変わりました。
日本で日本人だけではなく、韓国人、アメリカ人、フィリピン人と、世界の人々と友達になって、遊んだり、交流したりしました。おかげで、視野が広がり、楽しい思い出がたくさんできました。日本での生活を思い出す度に、心が暖かくなります。
これから、卒業論文を書くかたわら、就職活動をしようと思います。日本で得た知識を生かして、両方とも頑張りたいと思います。そして、将来、立派な通訳者になることに努めます。
いつかまた日本に行って、旧友に会って、またよもやま話をしたいです。