2、3年前に台湾芸術大学の日本語クラブで日本からの交換留学生と知り合い、言語交換をするうちに日本のことにますます興味がわき、もし私も日本へ留学できたら、きっといい勉強になるだろうと思っていました。約4年間の学生時代、卒業の前に台湾芸術大学の国際処を通して神戸芸術工科大学の交換留学プログラムに応募をしました。
「学びに終わりはなく、自分が望む方向へ、常に前進する」ものだと考えます。
知らない体験や技芸を学ぶたびに、その中で自分にしかできないことを収穫してきました。一歩ずつ前へまじめに頑張れば、きっと今の自分より素敵な人になれるでしょう。
そんな素敵な自分になるために、台湾とは違う風景や文化を体感し、豊かな知識と新しい技術を学び、自分の視野を広げることが大切だと思います。それを現実にするのが、まさにこの交換留学プログラムです。本で「芸術は生活から生まれる」と読んだことがあります。日本で暮らす中で、日本の「芸術」を体験することに憧れます。
六ヶ月くらいの留学生活でいろいろなことをしました、
学校の陶芸コースで先生は沢山ろくろ成形技法を教えてくれて、更に
作品の形に対するそれぞれの陶芸道具の使い方、花瓶や蓋碗や急須などの作り方を勉強しています。
そして茶道具をつくるために友達と一緒に京都に行って
日本文化を体験することでもっといい茶道具を作ることが出来ると思います。
陶芸以外に吹きガラス、フィギュア、日本画など台湾では勉強できない授業も受けました。
今まで体験したことがないことや知らない技法を学ぶ度に、私が日本でしか受け取ることができない収穫を得ました。
そしてデザインの宿題をするために道の周りに咲いていた花や、歩く道の風景、動物園の動物をスケッチをした。
それまで日常生活の中で気付かなかったことを注意してよく観察しながら描く中で、日本の美しさを感じ、そこからイメージを膨らませることができた。
一年間の留学生活を通してすごく勉強になったと思います。
日本語にしても、専門技法にしてもは日本に来る前と比べて、とてもうまくなりました。
例えば、陶磁器コースの授業でろくろによる成形技法を学び、花瓶や茶器など、さまざまな形のものを作る練習をしました。また、どんな色の器にするかを決める際に、自分で釉薬を配合してテストピースを作るなど、試行錯誤を続けて経験を積み、より良い作品を作ることができました。
授業以外でも、先生や友達と交流して日本文化に触れることができました。一緒にクリスマスを過ごしたり、おせち料理を作ったりしました。また、関西風たこ焼きパーティーや色々なイベントに参加しました。とても貴重な経験ができ、私にとってとても大切な思い出になります。
神戸芸術工科大学で学び、人々との交流を通じて、ますます生活と工芸への情熱が深まりました。そして、専門技法や文化の交流をとおして、色々な作品表現の発見にも繋がりました。
台湾に帰った後も、この情熱を持って陶芸創作を続け、将来は、陶芸作家を目指して努力していきます。