HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2019年年度『派遣』

  • 氏名:東山 双葉 [ 日本 ]

  • 受入期間:2020年02月10日 ~ 2020年11月22日
  • 受入大学:マードック大学
  • 在籍大学:関西学院大学


留学のきっかけ、目的

私が交換留学を選んだのは、高校時代の語学研修やフィールドワークへの参加を通して、大学ではもっと長期にわたって留学したいと思うようになったからです。優秀な学生とともに英語運用能力を磨くとともに英語をツールとしながら自分の学びたい分野を学習したいと考えます。他国の価値観や文化を肌で感じることにより、自分の物事の見方・捉え方の幅を広げるとともに、そこで得たものを今後の学生生活や学習、就職活動や就職に最大限に生かしたいと考えています。オーストラリアは英語を公用語とし、世界各国から民族が集まり生活をしています。そのため、様々な人種の人と交流する機会があると考えています。日常生活の中で多様な文化に触れ、吸収できることは本当に貴重な経験であり、日本との共通性や違いから学べることも多いと考えています。オーストラリアでの生活体験は、世界の人々を知ることができる機会になると確信しています。

留学中の体験

コロナウイルス感染症の影響により、非常に短い留学期間となってしまい、思い残したことはたくさんあります。対面授業がオンラインに切り替わったことにより、本来望んでいた留学の形とはとって変わったものとなってしまいました。そのため、留学中は常に悔しい気持ちでありました。しかし、この状況に対しては誰もどうすることもできないと考え、この状況下において自分ができることは何かないだろうかと考えて留学生活を送ることができました。オンライン授業に切り替わり、思うように現地の人々と話す機会が取れなくなったため、可能な範囲で積極的に授業外でもその機会を作れるようにと少し出掛けてみたり、現地の友達にエッセイの添削をお願いしたりしました。こういった予期せぬ状況において留学生活を送ることができたのはある意味とても貴重な機会であり、様々なことを学ぶことができましたし、良い人生経験になったと感じております。

留学の成果、将来の目標

コロナウイルス感染症が拡大していたということで、厳しい環境下でありながら、常に自分がどう行動すれば良いかを考え、留学生活がより充実したものになるよう努めました。授業においては、私の専攻である英語の文学の授業においては日本人が1人ということでかなり苦労した点もあります。他国の文学を英語で学習することの難しさを感じました。しかし、このような状況こそ私が望んでいたことでもあり、自分自身への挑戦でした。そのため、授業の中での不明点や理解し難い点があれば、積極的に教授やクラスメイトに質問することによってそれを解決しようと努めました。
周りの人たちが精一杯支えてくださったお陰で、非常に難しい課題なども着実にこなすことができました。私にとって、どの留学形態よりも「交換留学生」として留学させていただけたことはとても嬉しいです。決して容易ではない状況の中でどのように動いていくべきか、考えさせられる絶好の機会となったからです。