兵庫海外研究ネットワーク(HORN)プログラムに基づいて、2019年9月1日から2019年9月30日までの1か月間、兵庫県立大学大学院工学研究科を訪問する機会を得ました。1か月間の滞在期間中に、大学で講義と共同研究を行いました。主にホスト研究者の兵庫県立大学大学院工学研究科の遊佐真一准教授の研究室で研究を行いました。
写真1 2019年9月13日:研究室によるMinMin先生歓迎会
2019年9月5日~6日に公立大学の滋賀県立大学と、兵庫県立大学で共同で勉強会を滋賀県(近江希望が丘ユースホステル)でおこないました。この勉強会は、兵庫県立大学大学院物質系工学専攻高分子化学研究グループ(遊佐真一准教授)と滋賀県立大学工学部高分子機能設計分野(金岡鐘局教授)との共同研究を含めた研究交流ならびに所属学生の学会発表に向けたプレゼンテーション能力の向上を目的とし、合同の研究発表会を開催しました。第2回となる今回の研究会は合宿形式にて行い、口頭・ポスターにより参加学生全員が発表するとともに、海外の研究者による講演も行いました。そこで、「ミャンマーの教育システムと腐植物質に関する研究」というタイトルで学生向けに講演を行いました。また2019年9月12日に、「ブロック共重合体ミセルを使用したナノ粒子の製造」というタイトルで学生および大学スタッフ向けに講演を行いました。さらに2019年9月27日佐賀大学で「フミン物質に関する研究」というタイトルで学生および大学スタッフ向けに講演を行いました。共同研究に関しては、「高分子ミセルを使用した酸化鉄ナノ粒子の調製に対する溶液パラメーターの効果」というタイトルで研究を行いました。
写真2 2019年9月6日 第2回キャッスルミーティング集合写真
共同研究の内容は主に2つのテーマが含まれています。
1つはF-127高分子ミセルのポリマー濃度、イオン強度、流体力学的半径(Rh)のpHなどの溶液パラメーターの調査であり、もう1つはF127ミセルを使用した酸化鉄ナノ粒子の調製と特性評価を行いました。
今後、HORNで得られた研究成果に基づき、共同研究を継続していきます。
写真3 2019年9月12日 MinMin先生特別講演会後の集合写真