私は中学生の時から、日本のポップカルチャーが好きでした。そのため、ずっと日本に行きたいと思っていました。大学で日本語学部を選び、日本語を勉強し始めると、言葉だけではなく、日本や日本人についてもっと知りたいと思うようになり、留学を決めました。
日本に留学して、日本語の環境に身を置くことは、日本語をしっかり身に付けるいいチャンスだと思っています。ただ、一つ心配なのは、今回の留学が初めて両親と離れて外国で暮らすということです。少し不安ですが、この経験が自分の生活能力を高めるチャンスと信じています。最初は困ることもあるかもしれませんが、それを乗り越えられれば、日本語力も高めることができるに違いありません。
一番大切なのは、この留学を通じて、日本の若者とお互いに理解し合いたいという気持ちを伝え合うことです。日本の若者には、私という人間を通じて、中国のことをもっと知ってもらいたいと思っています。そして、反対に、中国の友達には、私の経験を通じて日本のことをもっと知ってもらいたいと思っています。微力ではありますが、日本と中国の架け橋となるべく、頑張っていきたいと思います。
留学生活も五ヶ月過ぎましたが、とても充実した五ヶ月間だったと思います。
日本に来て、最初の方は自分の日本語力の不足を感じました。なにか意見を言ったり、考えを発表する時に、頭の中で考えたことをはっきり日本語で表せなかったので、非常に焦りました。もっと日本語を上達させたいと強く願い、日本に来てから一生懸命に単語や文法を覚え、ついに12月の日本語能力試験で1級に合格しました。
日本語だけではなくて、大学の授業ではたくさんの日本文化についての授業をとりました。先生方に助けていただいたおかげで、日本の伝統文化を色々勉強し、日本文化に興味を持つことができました。
また、日本の日常生活にもだんだん慣れてきました。先生方が親切にしてくださったり、友達を作ったりしたので、あまりホームシックを感じませんでした。友達と一緒に色々なところに遊びに行って、日本の知らなかった面をもっと知りました。
日本に来る前、「留学生活を後悔しないように過ごす」と決めていましたが、これからもその気持ちを持ち続けたいと思います。
時間の経つのが実に早いもので、日本に着いたばかりのような気がしているのに、あっという間に帰国する時になってしまいました。
日本に留学している間、授業のわからない部分について、先生方から丁寧な指導をいただきました。また、クラスメートもみなさん優しくて、本当に感謝しております。
短い間でしたが、この1年間のうちに、少しずつに神戸のことを好きになり、通っている神戸松蔭のことを好きになり、周りの先生や友達のことを大好きになりました。そして、神戸のことを何も知らなかったところからスタートして、今は離れたくないという気持ちでいっぱいです。人との「縁」や「絆」とはこういうものではないでしょうか。
私の将来の夢ですが、これから、通訳になる道に進みたいと思っています。新型コロナウイルスのせいで、これから生活も勉強も大変になるかもしれませんが、この日本での美しい思い出を胸に頑張ります。
1年間、色々なことが勉強になりました。たくさんお世話になりました。本当にありがとうございました。私は留学に神戸を選んでよかったと心から思います。