正直、日本語を大学の専門として勉強することも、海外に留学する機会を得られることも考えたことがありません。子供の頃、日本といえば、ただその高品質の電子機器や誰もが一台か二台を持つほど人気のある本田のバイクなどでした。しかし、日本語を専攻し、日本文化を学べば学ぶほど日本に対する興味が強くなります。特に、「おもてなし文化」や「曖昧表現」などについて聞いたとき、私はとても驚いたことを覚えています。
それで、大学4年に入るとき、交換プログラムに応募し、流通科学大学に一年間留学することにしました。流通科学大学は、充実した教育プログラムがあり、マーケティングや観光・計算など様々の科目から選べられます。将来私はプロの通訳者を目指します。通訳者になるには言語能力のみならず社会の知識も必要です。そのため、これは日本語能力を向上させ、将来の仕事に必要な知識を身に着けるよいチャンスだと思います。
半年はあっという間過ぎました。
今までのところ、私の旅は素晴らしいものでした。日本は四季がはっきりしていて、この6か月で、季節ごとの美しさを楽しむことができました。春にはお花見、夏には花火大会と夏祭りを楽しみ、そろそろ秋を迎えて、秋の見事な紅葉を楽しむ時期になりました。そして、夏休みには奈良の東大寺を訪れたり、大阪で最も有名なテーマパークのひとつであるユニバーサルシティなどに遊びに行ったり、六甲有馬ロープウェイに乗ったりしました。でも正直言って、一番感動したのは阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターを訪れることです。そこでは、20年以上前に大地震でこの都市の様子を見ることができました。すべてが崩壊し、家、建物、学校、病院、などなど、すべてが倒壊しました。その瞬間を見るのは本当に忘れがたい特別な経験である。
学問の面では、交換留学生が日本語の勉強だけに集中すると思っていたことと違って、流通科学大学の交換プログラムは、日本語だけでなく、さまざまな分野で知識を広げる素晴らしい機会を提供してくれます。これは間違いなく私の将来に良い準備です。
1年間の留学はそろそろ終わりになりました。1年は短いが考え直せば新しい国を探索し、新しい文化を理解するのに理想的な時間の長さだと私は思います。このように限られた時間しかないことを知ることで、素早く学び、毎日を最大限に生きなければいけないことをよく自分に言い聞かせます。この1年間で、大きく成長し、事前に設定していた多くの目標を達成できました。今、日本人学生向けのコースに参加する自信があり、日本経済、法律、旅行などに関する専門的な記事を日本語で読むことができたりしました。
将来の計画については、大学を卒業した後、また外国に何年か過ごして知識を広げ、語学力を活用できる国際的な会社で働きたいと思っています。その後、母国のベトナムに戻って学習経験を私のように言語勉強が好き人々にシェアしていきたいと思います。