HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『派遣』

  • 氏名:M.K [ 日本 ]

  • 受入期間:2019年03月04日 ~ 2019年12月21日
  • 受入大学:漢陽大学校
  • 在籍大学:甲南大学


留学のきっかけ、目的

私は中学生の頃から韓国の文化に興味があり、日本とは違った雰囲気に魅力を感じ、韓国を何度か旅行で訪れていました。大学に進学後は、韓国語の授業を受けるなかで漠然と「韓国に留学し、もっと韓国語を身につけたい」と思うようになりました。一年生の時に大学が主催していた韓国での短期研修プログラムに友人と参加しました。そこで韓国の学生の積極性や発言に物怖じしない姿を目の当たりにし、韓国留学への思いが強くなり、交換留学を決意しました。
留学生寄宿舎での環境が、親元を離れての初めての生活になります。そのため、何事も自分が主体となって動かなければなりません。10か月の留学生活で「自分から」を意識し、積極性や自立心を身につけて、自信を持てるようになりたいと思っています。また、韓国語以外にも留学生活で身につけたものを就職活動などにも活かしていきたいと考えています。

留学中の体験

楽しい留学生活も残り4か月を切りました。最初は付いていくのに必死だった語学堂の3級の授業も現在は5級に進級し、授業を受けています。留学が始まった当初は聞き取りも会話もままならなかったですが、この6か月間で韓国語での意思疎通も上達したと感じています。語学堂では文法や会話を中心に1日4時間の授業を月曜日から金曜日まで受けています。授業は韓国の文化や価値観について知り、話し合うことが多い内容です。クラスメイトは様々な国や地域から来ているため、考え方に違いが出たときは面白く、聞いていて楽しいです。
今月から後期が始まり、語学堂以外にも学部の授業では韓国映画の歴史に関する授業、韓国の歴史(高麗時代から李氏朝鮮時代)の授業を受講しています。韓国人の中に混じっての授業のため教授の話すスピードも速く、語学堂はやはり外国人向けであることを思い知らされました。ただ、授業は興味があることである為、予習と復習をしっかりしながら頑張っていきたいと思います。また、来月、再来月には韓国語能力検定があるので自分の今の韓国語の実力を知り、韓国語学習のモチベーションに繋げていきたいです。
留学が始まった当初は留学自体を就職に活かしたいと考えていましたが、6か月を通して身に着けた韓国語を活かしたいという気持ちが大きくなりました。今はまだ明確な職種までは考えてはいませんが、帰国するまでに見つけられたらいいなと思います。
留学も残りの日数が少なくなり、焦りも感じていますが自分なりに悔いの残らない留学生活にしたいと思っています。

留学の成果、将来の目標

約10か月の留学プログラムが終わりに近づいています。韓国に来た当時は店で飲み物を注文することすら緊張していましたが、今は会話を楽しめる程度まで成長しました。3学期間に渡った語学堂のおかげで、韓国人だけでなく様々な国の留学生と交流をし、たくさんの友人が増えました。語学堂での文化授業では景福宮や南怡島などに行き、授業以外にも友人たちと韓国国内で地方旅行や遊園地に行ったり、一日中韓国語で話すこともありました。日本に居たままだと体験できなかったことを友人達のおかげで体験でき、後から振り返っても思い出深い一年になると思います。また、語学の面だけでなく内面の成長もできたように感じます。日本では実家での生活だった為、親元を離れての生活は留学が初めてでした。日本語が通じない場所で、最初は頼れる人も居らず不安な気持ちが常にありました。そうした気持ちの中で問題が起きた時に自分で解決できたときの達成感が自信に繋がったのではないかと思います。留学が始まった当初はとても長い10か月が始まったと感じましたが、過ぎてみればあっという間でもう少し韓国で勉強したいという気持ちがあります。韓国語を使った職種に就き、仕事でも伸ばせたらいいなと思っています。ここで学んだ韓国語を忘れないように勉強も続けていきたいと思います。