英語教論である母の影響もあり、幼い頃から英語が好きでした。中学生の頃から短期留学を繰り返すうちに海外の大学で講義を受けてみたい、日本とは違う世界で長期留学の経験をしたいと思うようになりました。
交換留学プログラムに参加しようと思った決め手は大学で中国人とベトナム人の友達ができたことです。母国を離れ、日本人と同じように講義を受けている彼らがとても力強く尊敬できました。彼らの大学での姿に感化され、自分は日本の外でどれだけ勉学を励むことができるのか挑戦したいと思うようになりました。交換留学は一般生徒と同じように講義を受けることができるという点が、私にとって魅力的でした。県立大学の教授から海外で経営学を勉強すると日本とは違ったビジネスケースを勉強できる、より多くのケーススタディを知っておくことはメリットだとお聞きし、より一層交換留学への気持ちがより一層大きくなりました。
私は日本で経営学を勉強しているので、オーストラリアでもビジネススクールで科目を履修しました。Hispitality industry management という科目で地元のホテルにフィールドワークをしに行き実際に経営者の方々に経営戦略を聞き取りに行ったことが特に印象に残っています。実際にオーストラリアの大学に入ってみて一番大変だったことは、同じ科目に講義のクラスとディスカッションやプレゼンテーションをすることを目的としたworkshopというクラスがあることでした。つまり、レクチャーで得た知識をフィードバックする時間が毎週必ず設けられているのです。グループワークでは常に、仲間の足を引っ張らないようにというプレワッシャーも感じつつ必死に発言をしていました。
パースにある兵庫文化交流センターに来ていらした方に縁あって誘っていただき、週末には様々な日豪交友イベントに和装をして参加させていただきました。昨年9月にANAが東京パース間の就航サービスを開始したため、大使館でラウンチパーティーが開催されました。ANAの社員さんをはじめオーストラリアで駐在されている日経企業の方が参加されており、国際的なビジネスシーンの一面に触れとても刺激的な経験でした。パースの観光地ではどんどん日本人観光客を歓迎する体勢が整って行くのを留学中に目の当たりにしていました。就航が決まったことで観光業を主に沢山の企業が携わり両国の経済にとても影響力のあることなんだと分かりました。
英語での講義が違和感なく受けれていることが実感できたことです。ビジネスコースはプレゼンテーションがある授業が多く、英語での個人プレゼンをやり切ったことで自信がつきました。また、たくさんレポート課題もあったので学術的ライティング力も身につけることができました。その甲斐もあり、英語で卒業論文を書くことができました。これからも、英語力の向上は継続していきたいです。
将来の夢は、海外に駐在している日本人もしくは在日外国人の方がより快適に異国で生活できるサポートをする仕事をしたいと思っています。加えて言語習得によって人とのつながりが広がっていく感覚が好きなので、将来的には新しい言語を話せるように勉強しようと思っています。