HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『派遣』

  • 氏名:渡邉 まゆ [ 日本 ]

  • 受入期間:2019年03月04日 ~ 2019年03月29日
  • 受入大学:エンデラン大学
  • 在籍大学:兵庫県立大学


留学のきっかけ、目的

私は、大学入学以前から海外での就労を希望しており、様々な語学に関する活動に参加してきました。その中で自身の語学力の低さを強く痛感したため、今も継続して語学の勉強を行っています。そこで今の私の語学力がどれほど通用するのかを確かめ、使える力にするために留学したいと思いました。また、看護学部では看護師や助産師になるための学習をしており、それらの資格を使って働きたいと考えているため、派遣先に総合病院があるフィリピンを選びました。
 派遣先では3週間の語学研修の後、インターンシップ先の病院で看護補助や、医療通訳補佐などを行う予定です。病院では特に妊産婦や新生児のケア、褥婦の産後ケアに、フィリピンの文化や慣習がどのように反映されているのか学びたいです。これまでに学んだ英語力を生かしてスタッフとコミュニケーションを積極的にとり、日本の医療との違いや勤務するスタッフの様々な価値観や文化に実際に触れて学びを深めたいと思います。

留学中の体験

3週間の語学研修では本当にたくさんのことを学ぶことができました。英語を話すうえで、一番不安だったことはリスニング能力と瞬発的に英語を返すことが出来るかどうかということでした。そこで、私は主語と動詞をしっかり聞き取るように気をつけ、相手の話をよく聞き、分からない部分は分かる振りをせず質問するようにしました。すると、以前と比べて正しい意味を捉えられるようになりました。
さらに、3週間という長い期間、グループや個人のクラスで、英語で話すことが出来たため、自分の気持ちを瞬間的に話すことが以前よりできるようになりました。また、完璧な英語でなくても自分の気持ちを伝えることができると確信したため、恥ずかしがらず発言することが重要であると身をもって感じることが出来ました。
今日からインターンシップが始まります。3週間の中で身に付けた力を充分に発揮できるように積極的に行動していきたいと思います。

留学の成果、将来の目標

私はSt.Luke’s Medical Center という病院にインターンシップに行きました。そこは、フィリピンで最も大きく、最先端の医療を受けられる病院の中の1つです。
また、今回が私にとって初めてのインターンシップでした。そのため、初めてのインターンシップが海外であることに不安を抱き、とても緊張していました。しかし、実際に病院に行ってみると、私たちのスーパーバイザーは、とても優しく私たちの英語のレベルに合わせて、指導してくださり、とても安心しました。インターンシップ期間中にたくさんの医療スタッフや、フィリピンのインターンシップ研修生、今年から入社の看護師や医療技術者、薬剤師の方などと英語でコミュニケーションをとることができました。3週間の語学研修の成果を生かして、積極的に行動し、様々なことを学ぶことが出来ました。特に、フィリピンと日本の医療や文化に関する違いについて学ぶことが出来ました。また、異なる点についてどのような価値観を持っているのかということも話し合うことが出来ました。お互いの良いところや日本にも広まって欲しいというフィリピンの考え方などもたくさん知ることが出来たため、本当に意味のあるインターンシップになったと思います。
今回の研修のおかげで、海外の病院で働きたいという気持ちがより強くなりました。この気持ちを忘れずに、英語の勉強を続けていきたいと思います。