私は大学に入学するまで英語を全く話すことが出来なかったため、入学当初の私の目標は英語を話せるようになることでした。しかし、学科のプログラムである4ヶ月間のアメリカ留学を経て、英語はコミュニケーションのツールであり、英語を使って何をするかが重要であることに気づきました。また帰国後以前から興味のあった国際協力のボランティアに通訳として参加した際、インドやベトナムなどアジアの学生たちがそれぞれの国が抱える問題について議論する姿を見て、自分自身の知識の乏しさと経験の浅さに気づきました。将来国際社会に貢献するために、大学生として今私ができる事は学ぶ事であると考え、学科の制限がなく好きな教科が学べる交換留学に挑戦し興味のある分野を深めようと思いました。留学中はたくさん友人を作り、異文化理解を深めたり、ボランティア活動や様々なアクティビティに参加したりしたいと考えています。
イースタンワシントン大学の交換留学プログラムでは、多種多様な学科から好きな教科を受講することが出来るため、私は主に気候変動や貧困などの国際問題に関する授業を中心に受講しています。授業を通してサステイナビリティは国際問題の解決策であるということに気づいたことから、サステイナビリティオフィスでインターンシップをさせていただいています。インターンシップでは、食が気候変動や環境問題の主要な原因であるということに対する人々の認識を高めるために、食に関するサステイナビリティについて研究し、発信しています。また、授業で学ぶだけではなく、ボランティア活動など実際に行動に移すことで、環境やホームレスの問題などに関する理解を深めるように心がけています。武庫川女子大学の英語学科であった私にとって、基礎知識がほとんどない理系の教科を、第二言語で学ぶことはとても難しいですが、新しいことを学ぶことはやりがいがあるため毎日楽しみながら勉強しています。
文化が異なる国に住むことは決して簡単ではなく、この留学生活の中で苦労することはたくさんありましたが、すべての経験が私自身を強くし、成長させたように思います。イースタンワシントン大学は勉学だけでなく、素敵な友人との出会い、自身の興味があることを見つけることが出来る大学です。留学生活を通して、英語力の向上だけでなく一人の人間として成長することが出来ました。また、自分自身と向き合うことを通して、将来のビジョンが明確になったように思います。留学生活はすでに終わってしまいましたが、私の今の気持ちとしては、留学を通して新たな世界への一歩を踏み出したように思います。私の次の目標は、環境問題やそれに対する解決策の一つであるサステイナビリティーついてより深く学ぶために大学院へ進学することです。この留学の経験や学びを得ることが出来たこと、また支えてくれた方々に感謝し、これからも頑張っていきたいと思います。