HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『派遣』

  • 氏名:上條 彩奈 [ 日本 ]

  • 受入期間:2018年02月01日 ~ 2018年12月31日
  • 受入大学:カンタベリー大学
  • 在籍大学:園田学園女子大学


留学のきっかけ、目的

私がニュージランドへ行きたい理由は、2つあります。
1つ目は、自分自身の成長です。今年の2月にニュージランドへ1ヶ月行き、世界の広さを感じました。様々な国から来ている大学生と交流したり、ニュージランドの文化を学んだり、日本で勉強しているだけでは経験することができない、貴重な経験で、自分の価値観が広がりました。今回の留学では、積極的に物事に取り組み、学びの多い10ヶ月にしたいです。そして、日本のいいところをたくさん見つけて日本に帰って来たいと思っています。今まではどんなにピンチな状況でも、周りの誰かが何とかしてくれました。ニュージランドには、日本の友達や、日本語が通じる相手がいません。自分の問題は自分で解決するしかありません。そんな環境で生活してみて、人間的に成長し、自信を持ちたいと考えています。
2つ目は将来のためです。私の将来の夢は養護教諭になることです。中学生のときに、保健室登校を経験したことがあり、その時の経験から養護教諭を目指すようになりました。先日、実習を終えて子どもの不思議さ、面白さを改めて感じることができました。そして子どもの可能性は無限大であることが分かりました。
保健室には、怪我をした子、何となく話を聞いてほしい子、そして、私のように心が少し疲れてしまった子など、様々な子どもが来ます。そんな子どもたちに、『世界は広くて、本当に面白いことがたくさんある』ということを私が実際にニュージランドで体験して、子どもたちに伝えたいと思っています。以上の2点が、私がニュージランドへ行きたい理由です。

留学中の体験

月曜日から金曜日まで毎日学校があります。私が通っている学校は100から600までのレベルに分けられており、私の最初のクラスは200のクラスでした。最初は先生や友達とコミュニケーションを取ることさえ難しかったです。一つ一つレベルが上がり、現在では500のクラスに入ることができ、色々な人々との会話を楽しめるようになりました。
また、勉強以外にも旅行をしたり、スノーボードをしたり、様々なアクティビティに参加しています。大学の日本語クラブでボランティアをしたりもしています。ニュージーランドの自然や現地の食べ物などを楽しみ、勉強の良いリフレッシュになっています。

留学の成果、将来の目標

先月、10カ月の留学生活を終えて日本へ帰ってきました。はじめは、英語での自己紹介が精一杯でしたが、帰国の頃には簡単なディスカッションなら出来るようになりました。
また、この留学を通して様々な国の人と関わっていく中で、自分と違う意見を受け止める力や、物事を柔軟に考える力が身についたと感じています。さらに、家族も友達もおらず言葉も違う国で生活してみて、日本の家族や友達の大切さやありがたみ、そして留学中に関わった人の優しさに気付き、私は周りの人に恵まれているなと改めて感じました。
留学をして、視野が広がり、将来については、まだ考え中です。もちろん、留学前からの夢を叶えて養護教諭になりたいという思いもありますが、英語を使った仕事に就きたいという思いも出てきました。どんな道に進んでもこの留学生活を糧に精一杯やりたいと思います。