
私が留学を志したきっかけは、中学生のころから抱いていた「いつか留学してみたい。」という思いでした。幼い頃から洋楽や海外ドラマが好きだったことや、旅行好きな両親の影響もあり、自然と海外の文化や雰囲気に憧れを抱くようになりました。一方で、英語をうまく理解できない自分にもどかしさを感じることも多くありました。
大学入学後は、英語の授業で留学を目指している人や、高校時代に留学を経験してきた人が多くいました。留学という同じ目標や経験をしてきた仲間に出会い、その話を聞くうちに私の中の「留学に行きたい。」という気持ちはさらに強まりました。
今回の留学では、多国籍な環境の中で多くの人と出会い、さまざまな文化に触れて理解を深めるとともに、英語をコミュニケーションの手段として使うことのできるようになりたいと考えています。英語力の向上に加え、クラブ活動にも参加し様々なコミュニティのなかで活発に行動したいと思います。また、留学中は日本とはまた違った学びを深めることができたらと考えています。
将来は日本文化を海外の方々に伝える仕事に就きたいという思いがあり、その第一歩として、留学中に着物や趣味である三味線を通して、日本の文化の魅力を現地の方に伝えることができればと考えています。英語力の向上だけでなく、異文化交流を実践する貴重な機会にしたいです。

【勉強面】
語学プログラムのクラスでは日本人が私一人だけだったため、とても恵まれた環境で学習することができたと思います。これまで当たり前だと思っていたことがクラスメイトにとっては違和感のあることであったり、反対に彼らの常識が私にとっては共感しづらいことであったりと、はじめは文化や価値観の違いに戸惑うこともありました。しかし、全員が語学コース合格という目標に向かって全力で取り組んでいたため、互いに理解し協力し合いながら、最終的になんとか合格することができました。
英語を語学として学ぶ一般的な語学学校とは異なり、このプログラムは大学で英語を使って学んでいくための準備コースだったため、よりアカデミックな内容を学ぶことができました。また、大学での授業の受け方や課題への取り組み方なども学ぶことができ、大変良い経験になりました。
【生活面】
最初の2か月ほどは学校の課題や日々の疲れもあり、語学学校の友人と出かける機会はあまりありませんでした。しかし、一人で近所のカフェに行ってみたり、放課後にホストファミリーとゆっくり過ごしたりと、穏やかな生活を送ることができていました。
徐々に語学学校の友人とも仲が深まり、一緒に食事に行ったりビーチに出かけたりして、休日にはリフレッシュすることができました。ホストファミリーはいつも優しく、私が学校のことで不安になっているときも励まし、応援してくれました。
パースは天候が安定しており、自然も多いため、とても穏やかで過ごしやすい街です。交通網や生活環境も整っているため、生活面で困ることはほとんどなく、安心して過ごすことができています。
【振り返り】
パースに来て4か月が経ちました。これまでさまざまな困難や大変なことがありましたが、留学に来なければ気づくことのできなかった人々の優しさや多様性、そして日本での自分の環境のありがたさに気づくことができました。オーストラリアは多民族国家であるため、言葉や文化の違いを超えた人と人とのつながりを強く感じています。オーストラリアの良いところを多く知ることができた一方で、日本の良さを改めて実感する場面もたくさんありました。
今月からはいよいよ大学の授業が始まります。語学コースとは異なり、現地の学生と共に英語で専門的な内容を学ぶことは、これまで以上に難しく、不安もあります。しかし、残り限られた留学生活を実りあるものにし、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

勉強面
留学の後半は大学で専門科目を学びました。前半の語学プログラムとは異なり、現地の学生や英語力の高い留学生たちと一緒に講義を受けるため、当初は授業の進行スピードや内容の難易度に戸惑うこともありました。しかし、授業前の予習を徹底することで、次第に内容を深く理解できるようになりました。日本の大学の講義と比べて、こちらの授業ではグループアクティビティやディスカッションが多く取り入れられています。最初は発言すること自体に緊張していましたが、クラスメイトたちが非常に優しくフレンドリーだったこともあり、今では失敗やミスを恐れることなく、主体的に話し合いに参加できています。現在はホスピタリティとツーリズムの授業を選択していますが、日本の大学の専攻では触れられない専門知識や、日本とオーストラリアにおける観光業の課題の違いなどを学ぶことができ、とても貴重な機会となりました。また、フィールドワークがある授業もいくつかあり、実際の現場を見たこと実践的な学びとなり良かったです。帰国後も、積極的に英語を話せる環境に身を置いたり、留学生との交流プログラムに参加したりと語学学習を継続し、英語力のみならず、大学での学びに対する姿勢をさらに高めていきたいと考えています。
生活面
現地の生活に慣れ、コミュニティや交友関係が徐々に広がったことで、精神的にも時間的にも余裕が生まれ、パースでの日々を心から楽しめるようになりました。平日は大学で講義を受け、放課後は図書館で友人と勉強や課題に取り組み、休日はお気に入りのカフェやビーチへ出かけるなど、友人たちと充実した毎日を過ごしています。また、留学後半からはホームステイを離れ、大学の学生寮に移りました。寮生活はホームステイに比べて自由度が高い反面、家事や料理などをすべて自分で行う必要があります。さらに、ルームメイトとの円滑なコミュニケーションも欠かせません。日本では実家暮らしだったため、最初はすべてを一人でこなす大変さを実感しましたが、自立心を養う上で非常に良い経験となりました。寮内では様々なイベントが開催され、仲の良い友人たちにも囲まれており、毎日がとても刺激的で楽しいです。
振り返り
パースでの生活も7ヶ月が経ちました。語学学校に通っていた時期は、限られたコミュニティ内での交友関係が中心でしたが、留学後半に進むにつれて、同じ留学生の仲間、ワーキングホリデー中の人、現地で働く人、そして同世代で留学に来ている日本人など、実に多様な背景を持つ人々との出会いがありました。それぞれの生き方に触れる中で、人生には多様な選択肢があるのだと深く気付かされました。彼らが明確な目標や目的、夢を抱き、異国の地で懸命に努力している姿に刺激を受け、「自分もこれからもっと頑張ろう」という強いモチベーションをもらいました。この留学生活は、これまでの人生の中で最も自分自身と向き合い、将来について深く考える時間となりました。日本で「常識」や「普通」だと思っていたことが、一歩外に出ればマイノリティになる現実を目の当たりにし、自分がまだ知らない広い世界があることを痛感しました。だからこそ、これからも学び続けていきたいと強く思っています。この貴重な経験を決して無駄にすることなく、将来は国際的な視野を持ち、日本と海外を繋ぐ架け橋となる仕事に就きたいと考えています。