HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2017年度『派遣』

  • 氏名:S.O [ 日本 ]

  • 受入期間:2017年10月16日 ~ 2018年06月23日
  • 受入大学:マードック大学
  • 在籍大学:甲南大学


留学のきっかけ、目的

私はこの度、オーストラリアのマードック大学に留学することが決まりました。私が留学にこだわる理由は2つあります。
1つ目は将来のキャリアに活かしたいと考えたためです。中学生の時に総合商社で働いてる人と話す機会があり、その影響で商社で働くことに興味が芽生えました。高校生の時に興味から目標へと変わりました。この目標を達成するために英語は必要不可欠と考え、留学を決意しました。留学先では英語力を上達させるための努力を継続し、目標への大きな第一歩としたいと考えています。
2つ目は留学を通して、自分自身を成長させたいと考えたためです。私はどちらかといえば、内向的な性格で、積極的に行動することはあまりしてきませんでした。私はこの性格を留学を通して変えたいと意識しています。そのため、留学先では異文化の人々と積極的に話していこうと思っています。さらに異文化を理解し、知識を深めていきたいです。これにより自分自身の成長に繋がると考えます。また留学先では、フィールドホッケーにチャレンジしようと思っています。オーストラリアはフィールドホッケーの本場なので、レベルの高い選手とプレーできればと思っています。あえて厳しい環境に身を置いて、自分自身を見つめ直し新たな自分の成長とへとつなげたいと思っています。

留学中の体験

私は現在、オーストラリアのマードック大学に留学しています。留学開始時はネイティヴの英語を聞き取ることに苦労しましたが時間が経つにつれ、英語での講義も聞き取れる部分が増えてきていることを実感しています。まだまだ自分の英語力を伸ばしたいので、今まで以上に勉学に励もうと思います。また様々な国の人達との交流を通して、西洋の文化、歴史といった、今まで関心がなかった分野にも興味を持てるようになりました。大学では、社会学や哲学などの視点から社会と人との繋がりを学んでいく「Ideas and identity」という授業やインドネシア語、ビジネスマネージメントの授業などを取っています。特に「Ideas and identity」の授業は少人数制で、なおかつディスカッションが中心の授業なので、自分の英語力と知識が試されます。このディスカッションに少しでも参加できるように、毎週、最低‪7時間の予習を行ってから授業を受けるようにしています。‬
 
大学だけでなく、もっと自分の世界を広げたいとの思いから、現地のフィールドホッケーチームに参加することを決めました。私が所属しているチームはたくさんの代表選手を輩出している名門チームです。素晴らしい環境で、自分が10年近く続けてきたスポーツをすることができてとても幸せです。目標は公式戦に自分のポジションであるDFとして試合に出場することです。海外の選手は体も大きくパスが速いためフィジカル面では中々勝つことが難しいです。そのため、監督からはポジションを得るためにはパスの判断力を磨くことが必要不可欠であると指示されています。そのために練習中のチームメイトとのコミュニケーションを怠らないようにしています。さらに試合中でもはっきりと指示が出せるように自分の英語力も高めています。またなによりも、現地の人達と一つのスポーツを通じて交流を深めることによって、国民性や地元の文化などを学ぶことができます。今はミドルチームで練習をしていますが、いつかはトップチームに参加できるように頑張りたいです。将来、商社で世界中の人々と英語を使い取引ができるようにもっと多くの人達と交流し、様々な文化を理解したいです。

留学の成果、将来の目標

私は8ヵ月間、オーストラリアのマードック大学に留学しました。この留学を通して日本では経験できない貴重な体験をたくさんしました。留学する前はアフリカ人やインドネシア人などと会話したことは一度もなく、留学を振り返ると世界中の国の人たちと交流し異文化を学ぶことができたと実感しています。私は現地の生徒と同じレベルの授業を受けたいという思いから語学留学をすることを決めました。毎日の授業が新鮮で授業はもちろんのこと、生徒たちによる積極的な質問にも耳を傾けました。授業中のディスカッションや日本とは比べものにならない数の課題に何度も心を折れそうになったが、この経験は将来、大きな壁に直面した時に絶対に活きてくると確信しています。
現地でのコミュニティを広げるために所属することを決めたフィールドホッケーチームでは本場のホッケーに触れる事ができ、毎週のようにオーストラリア代表選手のプレーを見る事が出来ました。やはり本場はボールのスピードも技術もレベルが違い、とても刺激を受けました。またチームメイトは本当に親切で、オーストラリア人の国民性を肌で感じることも出来ました。
大学が休みの期間に、Northwest tripという西オーストラリアをキャンプしながら色々な場所を巡る旅に参加しました。この旅は留学中、一番過酷で一番、自分を変えた旅でした。参加者は自分以外西欧人かアメリカ人でした。なかなか会話に入れず、はじめはまったく馴染めませんでした。この旅を通して英語も大事だが一番大事なのは人間性であるという事を学びました。積極的に食事の片付けをしたり、誰か困っている人がいれば助けたり、笑顔で毎朝挨拶したり、会話に入れなくても一人になるのではなく輪に入り話を聞こうとする積極性がとても大事だとわかりました。この旅で悔しい思いの方がしましたが今後の人生において、アジア人一人でこのキャンプに一歩踏み出し、乗り越えた勇気は活きてくると思うし、振り返えった時に自信にもなると思います。
将来はこの留学を活かして、世界に通用する紳士になり、グローバル社会に貢献できるようこれからも努力を怠らず日々励んでいきたいです。また周りの人への感謝を忘れずにはやく自立して少しでも多くの人に恩返しできるようになりたいです。