HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2019年度『受入』

  • 氏名:S.P.A.S [ インドネシア ]

  • 受入期間:2019年10月01日 ~ 2019年10月31日
  • 受入大学:神戸女子大学
  • 在籍大学:インドネシア大学


留学のきっかけ、目的

私はウダヤナ大学の医学健康科学学部理学療法学科の講師であり研究者です。研究分野は認知症の高齢者のリハビリテーションについてです。さらに、日本の介護施設及び養護施設に興味を持っています。日本はインドネシア、特にバリとは異なり、高齢者に対するリハビリテーションに対する優れたシステムと施設を持っていることは世界的に知られています。そのため、今回の訪問を通し、高齢者に対する介護労働及びリハビリテーションについて専門的に神戸女子大学で学ぶつもりです。今回の訪問の目的は、アイデアを共有し、変え、高齢者に対する介護施設やリハビリテーションのシステムについて話し合うこと、そして、研究協力を確立し、最終的に神戸女子大学とウダヤナ大学間の学術研究協力をより強化なものにすることです。

留学中の体験

1ヶ月間、特に高齢者の認知症に対する介護福祉士の訓練において経験豊富な木村愛准教授の下で研究を行いました。第1週目には、認知症の高齢者が人との交流を通して、自信を高めるために行われたイベントを訪問しました。この経験によって、認知症の状態にある高齢者を積極的に治療する方法を学びました。第2週目には、神戸女子大学3回生に向けて、インドネシア、特にバリにおける高齢者のリハビリについて講義を行い、日本とインドネシアにおける相違点について話し合いました。また、日本の政府が高齢者の福祉事業を増やすことを真剣に考えていることを学びました。介護福祉士の授業にも参加し、ベッドメイキングの仕方を練習しました。第3週目には、高齢者に対する介護施設を訪問しました。尼崎市のけま喜楽苑という老人ホームは、デイサービス、ショートステイ、ロングステイプログラムがあり、インドネシアと大きな違いがありました。高齢者に対するデイサービスがあるのは大変良い考えであると感じました。その施設は、理学療法士と言語療法士が1人だけでした。理学療法士と高齢者に対するリハビリプログラムについて話し、施設を案内していただきました。垂水すみれ苑は通常の老人ホームではなく、退院した高齢者に対する素晴らしいリハビリプログラムがある、長期介護施設でした。その施設のリハビリチームが素晴らしく、医師、医学療法士、作業療法士、言語療法士、看護師、介護者で構成されていました。神戸元町に所在する山手さくら苑では、毎週水曜日に開催されている子供カフェに興味を持ちました。ビジターとして参加し、大変楽しく子どもたちと交流しました。サニーピア医療保険協会・介護料人保険施設は、リハビリ用のトレーニング設備が整っており、電気療法を使用していました。リハビリ責任者とリハビリシステムや認知症治療について情報交換をしました。第4週目には、日本における高齢者に対する制度、介護施設及び認知症の治療、保険制度について、神戸女子大学の先生方及び経験豊富な理学療法士と意見交換を行うことができました。また、北海道の日本介護福祉養成施設協会を訪問しました。最終週には、六甲の館という特別養護老人ホームを訪問しました。その施設では、認知症のレクリエーションとしてシーリングロボットを導入しており、高齢者はロボットとの交流を好み、楽しんでいました。介護施設が認知症の高齢者を楽しませ、世話をすることに力を入れていることが大変興味深いと思いました。。

留学の成果、将来の目標

木村愛准教授の支援のもと、この1年間で神戸女子大学滞在期間中に予定していた目的を全て達成しました。高齢者のリハビリ施設や介護施設のシステムについて学び、認知症を持つ人々に対する治療について知識を深めることができました。私は、将来的にバリの老人ホームにより良いリハビリシステムを確立すること、また神戸女子大学と認知症の高齢者のリハビリとケアについて共同研究を行うことをゴールとしています。今回の訪問は満足するものであり、私は今回の訪問について、大変満足しており、財政的サポートをししてくださった兵庫ネットワーク研究助成金に心よりお礼申し上げます。