HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『受入』

  • 氏名:Rulyancich Jaimee Teghan [ オーストラリア ]

  • 受入期間:2018年09月11日 ~ 2019年07月15日
  • 受入大学:関西学院大学
  • 在籍大学:マードック大学


留学のきっかけ、目的

 関西学院大学に出願した理由は、優れた交換留学プログラムがあるからです。世界中の大学と協定を結んでいるので、日本文化のみならず、世界中の価値観に触れることができると考えたからです。それにより、異文化を理解する力や許容する心を育みたいと思っています。また、日本とその文化に対する私の興味を掻き立てるプログラムで、特に日本語専攻は、全ての日本語能力を伸ばせるようカリキュラムが組まれていることが魅力的だと思いました。

 留学後は、習得した日本語と、もう一つの専攻である野生保護及び野生生物学を活かした道に進みたいと考えています。もし日本で日本語、もしくは野生保護学を大学院で学ぶ機会があれば、ぜひ挑戦したいと思います。新たな視野や刺激を得るため、交換留学を通じて、一生続く友情を育みたいとも思っています。その縁を通じて、オーストラリアもしくは日本で勉強や研究を続ける、もしくは自分のスキルを活かした仕事を見つけたいと考えています。

留学中の体験

私の関西学院大学への交換留学生としての旅は、2018年9月11日から始まりました。日本での留学経験を通して、オーストラリアにいた時から進化し、別人となるくらい成長しました。多くの新しい友人ができたり、以前日本に来た時に知り合った旧友と再会したり、また自分のオーストラリアの大学に行った関西学院大学からの交換留学生に会ったりもしました。こんなに多くの楽しい人々に出会えたことに心から感謝し、また将来、みんなと再会できると確信しています。

私の日本語は、関西学院大学にやって来た時に比べ格段に上達しました。特にスピーキング能力は、授業や日々の生活で使用することで更に上達しました。もう自分が話す日本語に自信がない、緊張するといったこともなくなり、たとえ間違えたとしても、ベストを尽くして話したいと思うようになりました。授業は、様々なトピックや役に立つ日本語の表現が取り上げられ、大変面白く興味深いです。日本語以外にも様々な分野の授業を取っていますが、自分の視野を広げるのに大いに役立っており、民族や国の違いやそれらを許容できるようになりました。

特に、寮での生活にはとても助けられています。同じ寮に住んでいるホールメイトとはお互いに助け合い、またレジデント・アシスタントや寮の管理人さんは、私達が困っている時にいつでも手を差し伸べてくれ、また何かを達成した時は一緒にお祝いしてくれます。

学業以外には、様々なイベントに参加したり、関西やそれ以外の日本を旅行したりしています。尺八や琴を演奏したり、宝塚市国際交流協会が開催する平林寺の春祭りに行ったりもしました。親しい人を通じて、新年にはお餅つきにも挑戦し、またファッションショーを見に行ったり、色々な種類の美味しい料理を食べたりもしました。3月には、旅の途中で出会った友人と共に北海道を旅行し、札幌と大阪の違いを感じました。休暇中は両親がやって来て、関西や更に西の岡山、広島を見せて回りました。そのように日本を両親と一緒に見ることができて、とても楽しかったです。

交換留学は永遠には続きませんが、これからの人生、自信を持たせ、自立した人へと大きく成長させたこの留学をきっと思い出すと思います。留学中に出会った全ての人々や場所は、私の成長の糧となりました。残りの日本での時間も、自分の更なる成長に費やし、思い切り楽しみたいと思います。

留学の成果、将来の目標

私が専攻した日本語専攻の目標はかなり自由だ。多様な考えが受容されるため、自分の大切なこと、頑張りたいことを高めることができる。皆の留学の目的が同じというのはあり得ない。私の関心があったことは話す日本語だった。この留学を通して、私の口語の日本語は日常会話ができるレベルになった。日本に着いたばかりの時は、日本語能力が弱くて自信が持てなかった。でも、毎日大学や寮や普通の社会の中でもたくさん話した。その結果、今は自分の能力に自信を持つようになった。固い文法や言葉を学んだことにより、やさしいニュースや記事は理解できるようになった。1年間で日本語能力は大きく向上した。

オーストラリアに帰国したら、日本語能力試験の2級を取ろうと思う。卒業後の進路は、大学院に入るか仕事を探すかまだわからない。そして、オーストラリアか日本か、どちらの国でそれをしたいかわからない。でも。この留学のおかげで、日本の日常生活はわかるようになったから、日本に暮らしたいと思っても、問題は少ないと思っている。両方の専攻(日本語・野生の保存と野生生物)の仕事ができたら、私は満足です。