HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2019年度『受入』

  • 氏名:J.Z [ 中国 ]

  • 受入期間:2019年04月08日 ~ 2020年03月31日
  • 受入大学:兵庫教育大学
  • 在籍大学:華南師範大学


留学のきっかけ、目的

幼い頃から、私は多彩な日本文化に魅了されています。茶道や花道などの伝統文化も素晴らしく、アニメや漫画などの現代文化もおもしろいと思います。ですから、大学の試験に合格したとき、日本への憧れを胸に抱いて、日本語科を選びました。
将来、日本語教師になって、日本語と日本文化の独特な魅力をほかの人に伝えたいという考えを持って、私は度々ボランティア活動に参加して、日本語の先生を務めます。このことにより、「教師」という仕事の責任の重さを感じて、自分の能力がまだ足りないと気づきました。そのために、日本へ留学して、学び続けて、専門知識を身に付けるのは必要だと思います。もちろん、理論だけではなく、実践の面も学びたいと考えています。また、理想的な言語環境を活かして、日本語や日本文化などを実感できるようになりたいと考えています。
今、良い機会に恵まれて、日本で勉強することができます。ですから、この貴重な機会を掴み、学び続ける教師になるように努力したいと思っています。

留学中の体験

日本に来てからもう9ヶ月になりました。私にとって、この9ヶ月に毎日新しい体験ができて、とても素晴らしい生活を送っています。日本語や日本文化はただ本やテレビで知ることだけでなく、身をもって体験できることになりました。例えば、4月の初めに社高校の高校生や国際ソロプチミスト北播磨の方々と花見会に参加し、一緒に食事をしたり、話をしたり、ゲームをしました。一緒に過ごした時間は短かったですが、私はそこで初めて日本人の友だちができ、楽しみました。桜の美しい姿と皆さんの笑顔を一生忘れられません。
また、学習生活にも楽しんでいます。大学のおかげで、自分の興味のある授業を受けることができます。ですから、私は言語の授業をはじめ、教育学、哲学、音楽の授業までも受けて、いろいろ勉強になりました。授業中よくいろいろな課題についてほかの学生たちと話し合って、お互いに意見を交わします。そのため私もいろんな視点から考えることができます。そのほか、大学の図書館には中国で見つからない本がたくさんあって、よく借りて読むのも楽しいことです。
留学生活のおかげで、親切な人々に出会って、すてきな思い出を作りました。これからももっと頑張って、後の毎日を大事に過ごしていこうと思います。

留学の成果、将来の目標

あっという間、もうそろそろ兵庫教育大学から離れる時間になります。
この一年間に、私は楽しくて充実した生活を送りました。いろいろな授業で、たくさんの知識を学ぶことができて、本当に勉強になりました。先生や日本人の学生たちは専門知識や日本文化を教えてくれただけでなく、生活面でもいろいろ助けてくれました。4月から田中先生のゼミに参加させていただき、ゼミの皆さんと一緒に研究したり、討論したりすることができ、心から感謝いたします。チューターの西脇さんもよく私が知らなかった日本の知識を教えてくれて、何回も熱心に指導をしてくれました。皆様の協力で、私は「ことわざから見た猫文化」という課題についての研究はうまく進んでいます。
また、フレンドシップファミリーが私を優しく招待してくれました。お父さん、お母さんたちから、私は家族の温かさを感じて、故郷から離れてもあまり寂しくありませんでした。
兵庫教育大学での留学生活のおかげで、私は優しい人々やいい物事に出会うことができ、生活面も学習面も成長しています。将来はここで学んで知識や経験を利用して、仕事に役立つと思います。