HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『受入』

  • 氏名:WEST Caryn Patrice [ 台湾 ]

  • 受入期間:2019年03月01日 ~ 2019年03月31日
  • 受入大学:兵庫県立大学
  • 在籍大学:ジェームズクック大学(HORN)


留学のきっかけ、目的

私、Caryn Westは、オーストラリアのジェームズクック大学のWHO看護協力センターのセンター長をしています。この度、兵庫海外研究ネットワーク研究者交流推進制度で兵庫県立大学地域ケア開発研究所に招聘されました。招聘元の兵庫県立大学地域ケア開発研究所は、健康危機管理WHO協力センターとして認証されており、同研究所所長の増野教授とはこれまでWHO協力センター連携会議やアジア太平洋災害看護ネットワークを通して長年にわたり関係を築いてきていました。

留学中の体験

今回は、保健医療関係の学生を対象とした避難所支援トレーニング(HSSS)の日本での適用可能生を検討することを目的として研究活動をしました。
期間中には下記に取り組みました。
1.災害時に看護学生が避難所内で果たすことができる役割を引き出すために、日本での災害後の避難所管理についてインタビューと討議を行う
2.日本における既存の避難所管理トレーニングプログラムをレビューする。
3.日本での使用に適した改良型HSSSを開発する
4.改良型HSSSの一部をテストする
活動のアウトカムとしては、改良型HSSSの日本での適用に向けた次の段階の研究を共同で行うための研究計画を作成し、研究助成金への応募をしました。

期間中の教育的活動としては、

3月8日に災害看護に関する講義とワークショップを、県下の学生や看護職等を対象に行いました。
その他、いくつかのフォーラムやフィールドワークを行いました。
3月15日 共同災害看護学専攻博士論文発表会
3月16日、17日 淡路島
        北淡震災記念館、福良津波防災タワー、兵庫県立大学淡路景観キャンパス
3月19日 人と防災未来センター、JICA関西、兵庫県立大学防災キャンパス、神戸大学病院
3月22日 兵庫県立大学学位記授与式
3月23日 岡山県倉敷市平成30年豪雨災害 災害看護フォーラム、被災地視察
3月26日 平成30年豪雨災害報告

アカデミックな活動に加え、滞在中には日本の食文化を多いに満喫しました。明石ダコ、すし、焼肉、神戸牛、ふぐ、餃子パーティなど。そして、桜の花も見ることができました。
これらのすばらしい経験をする機会を与えていただき、感謝申し上げます

留学の成果、将来の目標

先にも記したように、オーストラリア政府による日本との二国間共同研究助成金に地域のレジリエンスを高める次のステップの研究計画を申請しました。
今回の研究期間に形成された関係と協力を基盤として、学生とも協力し、日本の看護職員の防災に関する大規模な調査研究を行っていきたいと考えています。これからも、増野教授がジェームズクック大学キャンパスを訪問して災害に関する講演を行うことができるよう、上記の共同プロジェクトに取り組むための資金と機会を探っていきます。

今回の機会を得られたことを本当に光栄に思っています。私はこの経験から、オーストラリアのケアンズでの災害研究に適応できることをたくさん学びました。フェローシップは、知識と文化の有意義な交換が看護実践を向上させ、より強くより回復力のあるコミュニティを作り出すのに役立つことを証明しています。グローバルな看護コミュニティはお互いに教えたり学んだりすることがたくさんあり、それは私ちが一緒になって本当に変革をもたらすことができるということです。